SYMPTOMATOLIGY
肥満
肥満は、美容の問題だけではなく、様々な病気の原因となることが知られています。
BMIという言葉はすっかり一般的になっていますが、体重(kg)÷身長2(m)で計算することが出来ます。BMIが22前後の時に最も疾病罹患率が低いことから、BMI22を標準体重としています。BMIが25を超えると肥満症の診断になります。BMIだけでなく腹囲も重要です。男性で85㎝、女性で90㎝を超えると、内臓肥満の恐れがあり、メタボリックシンドロームの診断基準にもなっています。
内臓肥満は、高血圧・糖尿病・高コレステロール血症などの動脈硬化の原因となる病気の、最大の原因の一つです。体重のコントロールは想像以上に難しいのが実情で、ダイエットをして一度痩せたけれど元の体重に戻ってしまったり、体重を減らしたいと思いながら、具体的にどういう方法が良いのか迷ってしまったりする方も多いと思います。
医学的に言うダイエットは、健康を目的とするもので極端に栄養が偏ったり、食事を急激に減らしたり、あるいは過度な運動をしたりすることがダイエットではありません。様々なダイエット方法を試しながら、結局あきらめた方、やや太り気味と思っても放置している方、ぜひ一度ご相談ください。
ダイエットに王道は有りません。ただ、継続していく工夫は必要です。まずは自分の適正体重(ベストウェイト)と、内臓脂肪型肥満なのか、皮下脂肪型肥満なのか、肥満の結果どういった健康上の問題が発生しているのか、自分の現状を把握し、目標を立てて取り組んでいくのが良いと思います。肥満症の勉強会も始めましたので、ご興味のある方は是非参加されてみてください。